蓋を開けてみたら思わぬ大差だった。
そう、わが横浜DeNAベイスターズが日本一になった日本シリーズももちろんだけど、ここではアメリカ大統領選挙。
当初から民主党候補者は現職バイデンで決まっていたのに、トランプとのテレビ討論後その高齢が危ぶまれ、党大会ではハリス副大統領が急遽候補者に指名された。登場当初こそ支持率がうなぎ登りだったが、次第に熱が冷めトランプに逆転を許した。ところが投票日が近づくにつれて追い上げが見えはじめ、両者の支持率は「ほぼ互角」とか「誤差の範囲」などと解説されていた。
米国民でないわたしにはそもそもいまいち良くわからない大統領選挙とその方法ではあるが、要するに激戦州と呼ばれる7州をどちらがどれだけ制するかで選挙そのものが決まるということのようだ。だったら7州だけでやればいいんじゃない…と思うのは米国民でもなんでもないからに違いないけど。
ところが、蓋を開けてみたらこの激戦州すべてを共和党トランプが総取りしてしまった。投票日だということもうっかりして昼食休憩でつけたテレビが、「トランプ確定」と真っ赤な棒グラフを示していた。日本が夜になって、それがほぼ確定だと伝えられた。「誤差の範囲」といわれた前日までの票読みは一体なんだったのだろうと思う程のあっけない幕切れだった。
大統領はどれ程人気があっても任期があり(笑)2期8年以上つとめられないらしい。トランプは前回1期4年を終えたので残りは1期4年。さらに上院も共和党が過半数以上を確定した。つまり、大統領・上院・下院のすべてで共和党が勝利。米国民はこの先4年間を拮抗する議論(それこそ民主主義)にではなく、トランプ=共和党単独に賭けたということだ。
さて、激動の世界が加速するに違いないこの事態。先を予測することは恐ろしくもある。そんな中だからか、わが横浜DeNAベイスターズだけが未来を明るく照らしているではないか!
2024
10Nov